居抜きを制する者が勝つ!

居抜きはこう使え!

居抜き物件とは、事業を始めるにあたりテナントを購入または借りる際に、直前までそのテナントに入居していた店舗の内装や什器・備品等を引き継げる物件のことを言います。主に、不動産業者の資料等には、「造作譲渡」と記入されることが多いです。

ほとんどの場合、事業を始める際に居抜き物件を利用するケースでは、同じ業種や事業内容で使用されることが多いです。例えば、飲食店をしていたテナントであれば飲食店、美容院をしていたテナントであれば美容院というケースです。飲食店であれば、水回りの設備やお客様が座るテーブルや椅子、また皿やコップなどといった備品が必要不可欠ですが、すでにほとんどがそろっているので、初期費用が大幅に抑えられます。そして、美容院であれば備品はもちろん、店内の各所に必要なコンセントの数の確保ができますしそのための電源工事費用を抑えることが可能です。以上のような金銭的な節約はもちろん、設備や内装がすでにその店舗使用になっており、短期間での開業が可能となるので開店準備にかかる時間も短縮することもできます。また準備期間かかる余計な家賃を払う必要もありません。

さらに、同業種の開業をするのであれば、以前その店舗に通っていた顧客を自分の店舗の顧客にするチャンスも生まれます。このような物件のメリットを最大限活用することができれば、競争の激しい業種の中でもライバルの他店に勝つことが可能になってきます。